台湾人留学生の話
学生時代に、アルバイト先で知り合った台湾人留学生がいました。彼女は日本語学校に通い、大学受験を控えていました。
とても勉強熱心な人でした。
努力しただけあり、希望の大学に合格しました。
語学学校時代、彼女は東京在住の親戚の家に住まわせてもらっていましたが、大学進学とともに、大学近くのアパートを借りることにしたそうです。
しかし、外国人ということで、なかなか貸してくれる物件がなく、彼女は苦労していました。
あからさまに、外国人には貸さないと言ってきた持ち主もいたそうです。
彼女はショックを受けていました。
それからこんなことも言っていました。
「自分が台湾人(中国人)
だから貸してもらえない。
白人の欧米人だったら、対応が違っていたのでは?」と。
私も彼女の言葉にショックを受けました。
十数年前のことですが、今でも覚えています。
ようやく彼女は大学近くのアパートを借りることができました。
貸してくれた大家さんに対して、とても恩を感じていました。
夏休みや春休みに台湾へ帰国したり、旅行に行ったりすると、必ず大家さんにお土産を買っていました。
部屋も汚さないように、かなり神経を使っていたそうです。
数年後、彼女が無事大学を卒業して、台湾に帰る時が来ました。
良好な関係を築いていたと思った大家さんから、予想以上の修繕費を請求されたそうです。
彼女が入居する前から破損していた箇所の修繕費まで請求されたそうです。
彼女はショックを受け、大家さんに言われるままの修繕費を支払ったそうです。
賃貸物件にまつわる悲しい話です。